この世の果て~野付半島~(北海道)

 野付半島 (日本最大の()()){6m} ~ 羅臼  

県=北海道・根室海峡  

同行者=田中さん・高木さん

登山日:2004年7月24日


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OMITSU
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 北海道の山旅を検討する際に、地図を見ていて摩周湖から羅臼に向う途中に円形状の奇異な野付半島を見つけた。田中氏に相談した処、二つ返事でトドワラやナラワラ等に興味があるので是非コースに入れて下さいとの返事だった。私も緯度が高いため低地でも高山植物が見られる点についても興味があった。

 案の定、山旅も終盤入り、{大雪山(旭岳)夕張岳・伏美岳・雌阿寒岳}の頂きを踏んで疲れも出て来た。平坦地で肉体を休ませる事も必要で正解だった。

 摩周湖からR243号とR272号に乗り継ぎ突き当たった標津町で、野付半島の付け根に出た。入口の道標にはオホーツク海の潮の流れによって造られた全長26㌔㍍に及ぶ日本最大の(海上に長く針状に突き出た砂の地形)にトドワラ(トドマツの枯れ木)やナラワラ(ミズナラの枯れ木)といった驚異の現象と、荒涼とした景色と花々が咲き誇る美しい風景が混在する半島で砂浜・干潟・草原・湿地・森林といった多様な自然が残ると記してあった。

野付半島
野付半島
野付半島-2
野付半島-2
トドマツ
トドマツ
枯海草
枯海草

 

 野付湾側は干潟が、大きく広がって解放感が溢れるフラワーロードといわれる真っ直ぐな一本道で人家は無い。途中のPで車を止め、ナラワラの枯れ木群を見て奇観な風景に浸り、先に進んでネイチャーセンターを過ぎるとトドワラの枯れ木群に出合う。案内板に依ると、「トドワラは長い時間を経て造り上げられたの上に成立したトドマツが、海水面の上昇あるいは砂嘴の沈降により海水に侵された枯れ木群で樹齢は100年前後」と記してあり、白っぽく絨毯を敷き詰めたように見えるのは、枯れ海藻であると追記してあった。

 掲示地図によると日本の固有の領土である国後島まで16kmであるとあったが、あいにく今日は曇天どんてんで薄らとしか望めず絵にならなかったのが残念である。

トドワラ
トドワラ
ヒカリゴケ洞窟
ヒカリゴケの洞窟
野付崎灯台
野付崎灯台
ユニークなデザイン
ユニークなデザイン

 先に進み車道は一本松原生花園迄で車を駐車した。ハナショウブの咲き誇る平原の先に野付崎灯台がぽつんと建っていた。見渡す限りの平原を縦横にカワラナデシコやセンダイハギ・クサフジ・エゾハハコヨモギ等を観察しながら歩き、素晴らしい光景に出合い、まさに滅びゆく自然を満喫してから車に戻り、今夜は国設の知床自然村テント場泊なので、テントを設営する関係で早めに羅臼に向った。

ハナショウブ
ハナショウブ
クサフジとエゾハハコヨモギ
クサフジとエゾハハコヨモギ
エゾカワラナデシコ
エゾカワラナデシコ
センダイハギ
センダイハギ

 未だ陽も高いので羅臼 相泊の番屋に立ち寄り、漁師と親交を温め、昆布漁を眺たり、海岸に整然と干された昆布に見入り、羅臼昆布を仕入れ、県道73号線の起点まで足を運び、文政年間に「北海道」と名付けた探検家の松浦武四郎が野宿したという洞窟を覗きヒカリゴケを初めて観察した。ここから先、知床岬までは藪漕ぎ徒歩3泊4日の行程である。人気ひとけのない羅臼町に戻って今夜と明日の食材を仕入れ、ユニークな街灯が立ち並ぶ町外れから雪を所々に纏う羅臼岳が立ち上がり、テント場に着くとエゾシカが出迎えてくれた。


 

 
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