田代山(岩手)

58 田代山(945m)

おまけ 駒木立(987m)

県=岩手 田代平高原

同行者=家族、山行×石井さん

登山日:2002年7月28日(七時雨風のつどいに参加)


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Outdoor Style サンデーマウンテン

 「七時雨風のつどい」に出席。前日は、早坂暁氏の「原爆絶対禁止・原爆投下に思う」講演を聞き、岩手の代表的な民謡「チャグチャグ馬っ子」の踊りを拝聴した。夕暮れから芹洋子さんの「四季の歌」などに聞きほれ余韻の残るなか、家族全員で野外バーベキューをした。山友・地元の七時雨愛好者の人達とも飲食を共にし、1年振りの再会を楽しみ、懇談してから夜テントに潜った。

四季の歌を唄う芹洋子氏

 朝日を浴びる山々は四季を通じて、いつも敬謙(けいけん)な表情と大地の鼓動を伝えてくれるような気がし、登る度に自然現象の大きさを感じさせてくれる。今回は3年前に登った駒木立の頂きを踏み、新しく田代山への縦走路が出来たというので、頂上を極め北上川の源流を訪ねる山旅である。

田代平より 駒木立(右)、田代山(左奥)

 同行した家族は、別企画の観光を兼ねたブルーベリー積みに出掛けると言うので、テントに残して登山組は早朝にリーダー・堀切さんの先導で駒木立に向った。

田代平牧野

 今回、堀切さん以外は誰とも面識の無い8人所帯の山行であった。駒木立までの過程は3年前に記したものと時期的に変りが無いので割愛。ただ、途中のハングライダーの滑走路が広くなっていて、数人のグライダーマンが大きなザックを広げ、滑空の準備をしている処だった。

 山旅は自己を取り戻すという感性のなかで繰り広げられ、自身が主人公で台本の無い自己責任で営まれる。旅とは心ある人との出逢いの楽しさ、未知の素晴らしさの発見であり、(じん)()の及ばぬ自然との出逢いの(みょう)である。人が自然を享受し、その個々人に秘められた限りない美への憧れが生まれる。また、人と人とのふれあいを通して、(ぜん)なるものを知り得たとき、思い出は個人の中で美しいものだ(など)と考えながらひたすら登り、駒木立の頂きを踏んだ。

駒木立山頂

 駒木立の山頂には、ミネウスユキソウが咲き誇り、山道から身を隠すようにオミナエシやテンナンショウ・アマドコロがひっそりと咲いていた。そこには、自然界のピュアな美しさと、命のささやきが聞こえてくるような静けさがあった。我々も悠久の自然の中で生かされているのだ。

ミネウスユキソウ
オミナエシ
テンナンショウ
アマドコロ

 自然の持つ、計り知れない大きさを体験しながら、次に田代山の頂きに立った。真新しい山頂標柱にタッチして、牧野を見下(みおろ)すとハングライダーが気持よさそうに滑空していた。

田代山山頂
ハングライダーの滑空
田代山からの景観 七時雨山・田代平高原

 下山の路傍には、クサボタンやヤマオダマキ・ミヤマオダマキ・カワラマツバ、そして源流域にはウマノアシガタが群生して見事なものだった。東北は緯度が高いため、ゼンテイカが未だ咲いていた。

クサボタン
ヤマオダマキ
ミタマオダマキ
カワラマツバ
ウマノアシガタ
ゼンテイカ

 幻想的な夕霧が立ち込める頃に麓に戻り、アズマギクの群落が出迎えてくれた。今日は言葉に言い表せない征服感を味わい、多くの登山仲間と知り合えたことが大きな財産にもなって山旅を終えた。

夕霧が立ち込め幻想的な牧野
七時雨山と山荘をバックにアズマギクが咲き誇る

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