更新日：令和３年４月２５日｜滋賀県と岐阜県の金糞岳｛カナクソダケ｝（１３１７ｍ）に２００３年５月に山の師匠石井さんと、山友の田中さんと登った山行です。ヤブこぎの先には大好きなブナにアカヤシオやキランソウ、チゴユリ、ダイコンソウなどの草花にも出会える山旅となっております。
■ 金糞岳■（１３１７ｍ）
◆県＝滋賀県・岐阜県
◆登山日：２００３年５月１５日
◆同行者＝石井さん・田中さん
金糞とは凄い山名で２年前に比良山地の武奈ヶ岳に
登った折りに金糞峠を越えたことが有る。
気になったので町の古老に訪ねたら、
砂鉄から鉄を生成する際に鉱物と溶融分離されたものが
鉱滓との由来で、砂鉄を木炭で溶かす時に空気を
送り込む鞴がタタラと教えてくれた。
近江から山陰にかけて豊富に採れた砂鉄を精錬（タタラ製鉄）が
古から行われて証の山名である。
私の住む川口はキューポラのある街で
有名「たたら祭り」が毎年夏に挙行されている。
米原駅から姉川古戦場へ出て、草野川に沿って走り、
高山キャンプ場の手前から鳥越峠へ通じる林道を辿る。
一般に滋賀から岐阜へ抜けるのはＲ３０３号で八草峠を越えるものだが、
鳥越峠を越えるこの林道は新しく整備されたものらしく、
この日も工事中で岐阜側へは通行止めになっていた。
しばらく進んで行くと、道は開けこのまま山頂に通じているのかと思うほど
高く上がった処に、鳥越峠の道標と登山口の中津尾根コース案内板があった。
丸太を並べた階段を上がると笹の尾根になり直ぐに
連状頭の標識があるピークに出た。
それにしてもこの雰囲気は頂けない。
植林された杉が乱雑に生え、全部が雪の重みで根曲がっており見苦しい。
何故こんな雪深い山域に植林しなければ成らないのだろうと腹立たしくなった。
やがて起伏の少ない尾根筋となり上がり切ると「小朝の頭」１０８１ｍと記されていた。
ここで一休みを入れて背丈ほどもある藪をこぎや滑りやすい下りとなり、
鞍部から道はやや急になり、樹林の中にブナの大朴が散見されほっとする。
辺りにはアカヤシオやキランソウ、チゴユリ、ダイコンソウなどが咲き誇り、
景色が望めない中で花を見ながら登り返すと山頂に出た。
山頂は藪を切り開いた真中に石の山頂標柱が置かれていた。
山名が汚いが広い頂きは綺麗に刈り払われていた。
展望は良さそうだが花曇りで僅かに岐阜側の山並みが薄らと見えただけであった。
下山は小朝の頭の手前から鳥越峠へ下る道が分かれているので、
これを下ることにした。
やがて藪道になり赤テープ頼りの雑木林の清々しい藪を下り、
感で方向を定めて行くと赤テープに出合い、
道が見えると急降下して林道に飛び出した。
田中さんはショートカットで下ったが、
石積みの乗り法面に出て一旦乗り面の切れまで戻って下山した。
道の反対側に「鳥越林道、滋賀県浅井町・岐阜県坂内村」の立派な標石が置かれていた。
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★管理人から令和のこそこそ噂話★
４月２５日は「世界マラリアデー」です！
2000年のこの日にナイジェリアでマラリア撲滅国際会議が
開かれたことを記念して、同会議でこの日を
「アフリカ・マラリア・デー」として制定。
2008年から世界保健機関が「世界マラリアデー」として実施。
～今日は何の日から引用～
今日からまた勤務先がある東京都は３回目の緊急事態宣言が
発出されました。いつかコロナも撲滅して「コロナデー」が
制定される日を夢見て今はステイホームを愉しもうと思います。
本日の記事で「２２２記事目」を迎えました。今まで毎日更新を
継続してきましたが、現在右側負傷中のためこれを機会に
不定期更新に切り替えようと思います。
これからも引き続きどうぞよろしくお願いいたします！！
