インド|初めての海外登山ヒマラヤへ③


更新日:令和3年7月11日|初めてのインド「ヒマヤラ紀行」を数回に分けてご紹介いたします。今回はジョシマート⇒アウリ高原⇒ゴーソン編となります。夢見まで見たヒマラヤと感動の対面山旅となっております。


ガルワールヒマラヤ紀行③ 

◆都市:インド:ガルワールヒマラヤ紀行
◆登山日:2008年6月4日~19日
◆同行者=石井さん・田中さん・鈴木さん

ジョシマート⇒アウリ高原⇒ゴーソン 

 

いよいよ今日からトレッキングを始める。
(トレッキングとは、アフリカで牛の牽く車に乗ってゆっくり旅をすることから出来た言葉らしい)

高曇りの天候だが降雨に心配は無いようだ。
これから4日間テント泊となるため、
食料の調達等々で手間取り1時間遅れの出発。

ドイツトウヒやヒマラヤスギの大木が重なる道をジグザグに登って行くと、
ここでも路肩で婦人たちが岩石を金槌で砕いて、
道路補修用の材料を作っているのが見受けられた。

高度を1000mほど登った処のアウリ高原にロープウエィの終点があり、
大勢の家族ずれが景観を楽しんでいた。

このアウリ高原はインドで唯一のスキー場で、
世界一に匹敵する3000mのスキースロープがある。
ここで待機していた馬子(二人)とコック・そしてポニー(仔馬)4頭と合流して、
テントや食料・各自のザックなどを仔馬に積み替え、
総勢9人のキャラバン隊らしい姿になった。

 

山に向かおうと森林管理事務所に入山届けを提出すると、
ここでは受付けられない、ジョシマートの事務所で届けるように」と言われ、
従来からここで届けていたと、カイドが再三抗議しても拉致があかず、
乗ってきた車はもう帰ってしまった。

仕方なくサブガイドの(ラベンドラー)が我々のパスポートを集めて、
ジョシマートまでロープウェイに乗って申請にいった。
運賃はガイドの持ち出しに成った。

 

約1時間のロスの間、珍しい外人がいると子供たちが寄ってきた。
パンパンパンと銃声らしき音がした。
一瞬テロかと驚いたが、実は遥か左前方にインド軍の射撃訓練場が有った。
人が集まる観光地に射撃の訓練場とはインドらしい。

 

サブガイドが戻り準備を整え、漸く歩きはじめる。
森林に入ると木肌はヒノキのようだが、
葉は落葉広葉で巨木(デオダール)の中を進む。

 

ところどころに我々の進む方向に、木肌を削いで赤ペンキで数字が書かれていた。
どうもトレッキングの道標らしい。
1時間ほど登ると、石畳が現れヒンドゥーの祠があり、
赤や橙色の旗がパタパタ音を立て閃いていた。

ヒンドゥーの祠

 

一休みしていると馬子のルプが上から降りてきた。
既に彼iらは登山道と別のルートで到着していて、
我々のサブザックを担ぎに来てくれた。

馬子のルプ
馬子のルプ

 

歩き出すと女と子供の声がする、
辺りを見廻すと枯れ枝を背負った子供たちが、
母親に指図されながら山中を歩いている。

 

どうも焚き木を集めているようだ、
見ていると生木は燃焼効率が悪いためか、
或は後世に燃料を残す為か集めていなかった。

 

やがて樹林の先が明るく開けてきて、
花の多い草原が広がっている気持の良さそうなところに出た。

アウリ高原
アウリ高原

そこが今夜宿泊するゴーソンのテント場に到着。
既に彼らの手で小さなトイレットテントは設営してあった。

 

テント張りと夕食の準備が整うまで、
サンディシュが散歩がてらゴーソントップの手前まで案内するという。

 

800mほど上がるとブギャルと言われる放牧地で、
人間が剪定したのでは無いかと思うくらいに、
放牧獣に整然と食べ尽くされているのには驚いた。

 

気持の良い開放された草原の遥か先には夏季放牧集落(チャニー)が、
数棟眺められ青い煙がたなびいていた。

 

先ほど逢った子連れ達は、あそこのチャニーから来たものだろうと推察した。

 

その先の小高い展望地まで足を伸ばすと、僅かに雲が切れ始め、
彼方に純白の高峰が聳えていた。

 

遠くにヒマラヤ

一斉に「ナンダ・デビィ」と叫ぶと、
サンデッシュが「いや あれはドロナギリ(ドゥナギリ)ですよ」と言った。

 

夢にまで見たヒマラヤが遂に現れた。
初めて間近に見るまさに圧巻で、どこかに神韻を漂わせ輝く巨大な山塊が聳え立っていた。

夢にまで見たヒマラヤ
夢にまで見たヒマラヤ

時間の経つのも忘れ少しでも高見へと駈け回り、
急速に変化する雲行きに踊らされていると、
パノラマが一瞬広がってハティパルバット・ゴリパルバット、カク・ブサンディー、
バルマイの6000m峰の連山が姿を現し、皆一斉に歓声をあげる。

これがヒマラヤかと感激して、あとで地図を広げて見ると、
その奥にあるカメット(7756m)の前衛の山々と解った。

日も暮れかけキャンプ地に戻り、
コックが目の前で作ったチャパティ(薄焼きパン)とカレーのインド料理で食事をしながら、
豊富に集められた枯れ枝で豪勢な焚き火を囲んで暖をとりテントに潜った。

 

★まだまだつづきます。。。

テントを張る
焚き火を囲んで暖をとる

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OMITSU
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★管理人から令和のこそこそ噂話★
7月11日は「世界人口デー(World Population Day)」です!

国連人口基金(UNFPA)が1989年に制定。国際デーの一つ。
1987年のこの日に、地球の人口が50億人をこえたことから、
世界の人口問題への関心を深めてもらう為に制定された。
1999(平成11)年10月12日には60億人を突破し、
毎年約7800万人のペースで増加している。
~今日は何の日から引用~
世界レベルで見ると人口は増加していますが・・・
日本はどんどん少子化の一途ですね?
私も二人の娘に恵まれましたが!!
温暖化の影響か?自然災害もとても増えて、
娘たちが子供を持つ頃にはどんな世の中になっているのか?
とても気になります。


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それでは、Buona Notte♪

Tamo24
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