更新日:令和3年4月19日|撮影地:埼玉県越谷市|撮影日:2003年4月30日|キタミソウ (ゴマノハグサ科キタミソウ属)|絶滅危惧植物のキタミソウのご紹介です。花期は4月~9月で、葉は、柄を含めて長さ1.5~5cm花は白色で5mmの可愛らしい花です。
カモや雁など渡り鳥に依って種子が運ばれてきたものの
日本の暑い夏を越すことが出来ない。
稲作に合わせて水が増減する葛西用水の
年間サイクルにうまく適応して生き残った。
葉は、柄を含めて長さ1・5~5cm花は白色で5mm。
花期は4月~9月。
![キタミソウ](https://www.mountain32.blog/wp-content/uploads/2021/04/99c1d988c776303899c63e894f4b54ac.jpg)
越谷の葛西用水のキタミソウは昭和25年(1950)に
大井次三郎氏によって初めて発見されたが、そのご一時期姿を消し、
昭和53年(1978)に(財)埼玉県生態系保護協会のト沢副会長によって再発見された。
![キタミソウ2](https://www.mountain32.blog/wp-content/uploads/2021/04/385d7189af8a1c72000778abde721e29.jpg)
現在は日本では熊本県の江津湖と、ここ葛西用水付近に生息するだけで、絶滅危惧植物となっている。
![キタミソウ3](https://www.mountain32.blog/wp-content/uploads/2021/04/f528fe9acc7ae21c338460e8100dd68c.jpg)
キタミソウは秋に発芽して冬までに花が開き、真冬はほとんど枯れる。
春になると再び発芽し、花を開き種子を結ぶ。用水に水が入ると、
種子は暑い夏を涼しい水の底で眠って過ごす。
泥州の水際のいくらか冠水して湿っている処がよく育つ。
![辺りには自然が豊かで「マコモ」が繁殖していた](https://www.mountain32.blog/wp-content/uploads/2021/04/1749f860e0b0634fb206328c08cff3da.jpg)
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