青松葉山(岩手)

59 青松葉山(1366m){アオマツバヤマ}

県=岩手・区堺高原  道のない山

同行者=石井さん、田中さん、鈴木さん

登山日:2002年4月27日~29日 


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 石井さんと田中さんが14年ほど前に挑戦したが、藪に阻まれ登れなかった山で、鈴木さんと私が加わってのリベンジ登山である。石井さんがポツンと一軒家にいらっしゃる西間さんに『残雪期なら最初に大川を徒渉して廃道を詰めれば登れる。』と教えていただいたとのことだ。

 盛岡からR106号で区界トンネルを抜けると、左に端正な兜明神岳が見えてくる。何時眺めても登りたい山の1つである。

区界高原の兜明神岳
荒川高原から青松葉山を望む

 松草駅の先から、蓬原・岩泉線の林道に入った。ミズナラの梢にヤドリギが寄生している様は見事だ。櫃取湿原(ノロメキ沢)入口を過ぎて、大川が滝で合流するアオガネ沢出合いに、増水しても差し支えない河原に車を止めた。

ミズナラに寄生する沢山の宿り木
河原に車を止める

 最初の難関は、雪解けの冷たい大川の徒渉である。各自、靴を脱ぎ、ズボンも脱いで、荷物をザックに縛り付け、膝までの流れを渉り、やっとの思いで対岸に渡る。藪を分けると、廃道とわかる道形が出現した。暫く進んで、廃道が沢を渡った先にテントを二張り設営した。今にも、クマが挨拶に来そうな静寂な沢音だけの雰囲気のなかで、田中さんにご教示いただき、焚火を威勢よく燃やし、大木をくべて朝までもたせた。

徒渉準備をする各々
大きなザックを担いで徒渉
テントを二張り設置する

 

 翌日、早朝から本流を詰めて、3m程の滝を巻き、残雪を踏みながら何度か徒渉を繰り返し、笹が雪の下になった辺りで尾根に取り付いた。大木に田中さんが登り、山頂の方向を定める。先頭の鈴木さんが「雪が続いています」という朗報を告げる。地元でシガ渡りという残雪を踏んで、気持の良い尾根を登って行き、方向転換する途中に、2人ほど入れる雪洞が掘ってあった。状況から判断して、2・3日前に訪れたようだった。植生も変り、ダケカンバが薄茶の木肌を輝かしていた。

3m程度の滝を巻く
徒渉を何回か繰り返す
徒渉して重装備で廃道を
手付かずの自然林の中を行く
道なき藪を登る
中腹の開けた雪原から端正な山頂を拝む
中間点で一本立てる。 左から廻り込んで登って行く
中腹の雪田から遥か彼方に岩手山

 五月晴れの空の下、涼風がそっと吹き抜ける先に、アオモリトドマツの緑が残る山頂が現れた。さらに雪田を踏み進んで二等三角点標石が雪の中に頭を出していた。広い山頂は頂き部分だけに、アオモリトドマツが生い茂り素晴らしい光景だ。その中に小さな板の山頂標識がトドマツに括り付けられていた。

濃緑のアオモリトドマツが林立する山頂 石井さんと鈴木さんと
二等三角点標石

 山頂の東側の平坦地から、早池峰山・六角牛・岩手山などが望め眺望抜群の日和だった。帰途に西間宅にお礼に伺った。今回の青松葉山のリベンチマッチは成功に終わったのであった。

山頂から早池峰山を望む
記念写真

★管理人より一言
令和2年11月13日の金曜日ですが、OMITSU夫婦の50周年の結婚記念日でした。蜜を避けてプチ会食を開催いたしまして、美味しそうに3合も八海山を飲む父を見て、いつまでも元気でいてもらいたいなと思いました。

酔ったOMITSUと澄実(妻)の50周年記念写真

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