関東平野を一望できる見張り場の山~鐘撞堂山~(埼玉)

229 鐘撞堂山かねつきどうやま(330m)

県=埼玉

OMITSU単独

登山日:2002年1月26日(天気:晴れ)


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OMITSU
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 関越道で新潟方面に向って嵐山PAを過ぎると、秩父山地から関東平野に突き出た雑木林の山が鐘撞堂山であるとすぐわかる。花園ICから寄居駅にバイクを停めて、寄居駅から波久礼駅へ下るコースを選び、洒落込んだ。

 寄居駅からR140号線を渡り、所々に立てられた「ふるさと歩道」の道標に従って行くと、灌漑用の大正池に至った。木枯らしが電線を鳴らしていたが、南斜面なので汗ばんでくる。静かな人里もこの辺りまでで、舗装道路から林道馬騎の内に入る。天沼川に沿ってジグザグの登りで鬱蒼とした竹林の中を進み、尾根上に出ると、樹林を吹きこえる木枯らしが、体の汗を引かせてくれる。

 左に円良田湖への路を分け、ここから木の階段が一気に山頂へ延びていた。広い山頂には東屋があり、軒下には発砲スチロールの中に猫が2匹いたのには驚かされた。餌も与えてあったので誰かが飼っているのだろう。

金尾山(左)、両神山(中央)、陣見山(右)

 関東平野に突き出ていると書いたが、この山には戦国時代に豊臣秀吉に滅ぼされるまで武蔵国北部を支配した『北条氏邦』の居城であった鉢形城の見張り山とされていた。何かことが起こった際に、鐘をついて周りに知らせた鐘撞堂があった。山名の由来はここからきていると言われる。現在は、残念ながら鐘は無かった。(※調べてみると2020年時点では、山頂には『鐘』があり、鳴らすこともできるそうです。1人1回ルールもあるそう。)

鐘撞堂山山頂

 山頂からは、関東平野を始め、鋭利な姿の両神山を中央に奥武蔵の山々、そして冬枯れした枝越しに赤城・榛名山が望め、冬だからこその眺望であった。山頂から少し戻った分岐から円良田湖へ、静かな山道を下って行くと人家が現れる。

榛名山(左)と赤城山(右)を望む

 その先の少林寺への路を辿って行くと、板碑「千体荒神」や五百羅漢(※)が立ち並んでいる。小さなピークを越えると、大きな玉石がある少林寺に着いた。参拝の後、再び先ほどの人家まで戻り、ヘラブナ釣りで有名な円良田湖へ下った。ここから遊歩道に入って「かんぽの宿」の脇を抜け、線路を渡って波久礼駅に着いた。

五百羅漢

※ここ少林寺の羅漢像は、つづら折の山道に沿って一列に並んでおり、その数は有に500体を越えているそう!?1つ1つ表情も違うので、歩きながら楽しめますね。

千体荒神

※上の写真の板碑は「千体荒神」といい、参道に960個程並んでいるそうです。

少林寺の丸石

五百羅漢と千体荒神
1500年ごろに、突然天地が震動、暗黒化し、人々が動けずにいると、仏舎利が出現し、一大光明を放ち人々の苦難を救った。ここに大凋存奝和尚が開山して、石仏建立を祈願したが、二十四代になって深谷から江戸至る地域に六年かけ浄財を集め、1832年に羅漢・荒神が完成し現在にいたる。

 


Kanapi
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*編集者からのひとこと*
3月18日は「点字ブロックの日」です。
岡山県視覚障害者協会が2010年に制定。1967年のこの日、岡山県岡山市の岡山盲学校の近くの国道2号・原尾島交差点に世界初の点字ブロックが敷設された。
今日は何の日 毎日が記念日より引用

春はお好きですか?この間どの季節が好きかという話になり、「春は桜とかはいいんだけど、花粉があるから嫌だな~」となりました。花粉なのか黄砂なのか、目や鼻、肌の調子が悪くなるのでそれがいつか改善されることを願います。花粉症の特効薬できないかな?


 

 
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