崩山（青森）

25　崩　山（９４０ｍ）｛クズレヤマ｝

県＝青森・岩崎村　　同行者＝石井さん、早川さん、島本さん、他

コーディネーター＝旧白神ブナ俱楽部企画　佐々木氏

登山日：２００２年１０月２６日

☆佐々木企画

２日目：十二湖～崩山登山～不老不死温泉～森山荘

３日目：八森・里山のブナ森・留山の「ブナ女」との再会…

　投泊した「夕映えの館」を八時に十二湖に向かって出発。ふるさと林道に入り、くねくねと登って行くと、名の通り沢山の池が点在する十二湖に入った。先には岩肌を剥き出しにした「日本キャニオン」を背後に、これから訪れる崩山が大崩壊の山肌をしたがえて姿を現した。

　鶏頭場の池の駐車場に止めて、先ず深い原生林に囲まれた鶏頭場の池に進み、大崩れが間近に迫る迫力ある景観だ。更に青池へと進み名前の通り水が群青色に透き通っているが、残念ながら時期的に落葉が降り注いでいて写真には実情が出せなかった。この先のヤスノキ沢の登山口から入山。

　辺りはブナの黄葉、コウチワカエデの紅葉に色彩られた、此処に来なければ見られない光景を堪能しながらジグザグに登って行く。

湧水の水場を過ぎ、更に大崩落を廻り込むように進むと、南面の肩に地肌を完全に削ぎ落した岩場に飛び出した。ここから展望が開け、眼下に見る十二湖の小さな池は森に隠されて、大きな池だけが十二個見られることから、十二湖と名付けられたと記してあった。

　更に灌木帯を暫く登ると山頂に達した。三等三角点のある頂きからは、残念ながら灌木に覆われ辺りは見渡せなかった。先ほどの崩壊地が絶好の展望所になるのだろう。

　下山後、不老不死温泉の海中露天風呂に入湯して、白神岳の見える宿「森山荘」に投宿した。

　明日は八森・留山のブナ女に再会して、能代に戻り寿司屋で地肴の舌鼓をして次の訪問地、山形金山町に向かった。