女性的な花の山~夕張岳~(北海道)

2 夕張岳(1668m){ユウバリダケ}

県=北海道 花の百名山

登山日:2004年7月21日 


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Outdoor Style サンデーマウンテン

 R452線で芦別方面に向かい、夕張岳登山入口の明石集落跡の分岐に辿りつくと、夕張岳案内板には、夕張岳の植物群落には超塩基性岩と結びついた大変めずらしい植物や夕張岳にしかない植物のほか、北海道の山岳で見られるほぼ全ての高山植物が生育している。又、山岳一帯は国内で最大の蛇紋岩メランジ帯の分布地域となっており、世界的に最も高緯度にある。山域一帯は国の天然記念物になっている。と記してあり心躍らせる。

 砂利道の滝の沢林道を15kmほど入って行くと、鎖で閉められたゲートがあり、そこの広場に車を止めた。夕張岳の案内板とヒュッテまで十五分、ヒグマ注意の表示があり気を引き締める。花の名山ゆえ盗掘防止ののぼりがはためいていた。道標に従いガスが煙る山道を、しばらく歩いてゆくと夕張ヒュッテに着いた。ここは素泊まりで一杯やりながら、そそくさと夕食を済ませ眠りにつく。夜中にエゾシカの寂しげな鳴き声(ピーピー)に目が覚めた。

 

 

 ひんやりとまだ肌寒い早朝に出発した。登山道は馬ノ背コースと冷水コースとがあるが、馬ノ背コースはアップダウンがきつく、特に雨の日は滑るので、ほとんどの人が冷水コースを辿ると小屋番に聞いた。大雪山に登っての連チャンで疲れもあり小雨模様なので冷水コースを辿る。

 歩き出すと数羽のアゲハチョウが戯れ、足元にミヤマキンポウゲやミヤマムラサキが咲き、あたりは霧にむせぶ幻想的な雰囲気の原生林を進む、冷水ノ沢で(後で聞いたが北海道はエコノキックスで飲料は×)喉を潤し、しばらくダテカンバの巨木が林立する急登にあえぎながら馬ノ背コースと合せる。

 急な登りは丸太の階段が施され、登り切って大岩の点在する台地をトラバースすると石原平という、シラネアオイの群生地に出た。花の時期は半月ほど過ぎていて残念だった。ここから穏やかな尾根上を進み、前岳の中腹を巻いて霧が晴れていれば、険しい岩峰が天に向かって突き立っている芦別岳が現れる筈の望岳台に出た。残念ながら辺りは霧の幕を張られ、まったく見えない。頂上まで3.6kmの表示を確認して一息入れた。

 やがて憩沢の水場を過ぎるとやがて前岳湿原となり、木道に導かれてお花畑が広がっている。いよいよクライマックスに突入だ。「藍色のミヤマオダマキ」・「薄紫のコバギボウシ」・「イワブクロ」・「ムシトリスミレ」・「カイジンドウシ」・「橙色のクルマユリ」・「白いミヤマダイモンジソウ」・「ツバメオモト」・「イワイチョウ」・「エゾイブキトラノオ」・「チシマアラシグサ」・「黄色のウサギギク」・「ミヤマオグルマ」・「トウゲブキ」・「チシマキンバイソウ」・「キオン」・「濃紫のエゾホソバトリカブト」・「ナガバキタアザミ」・「淡いピンクのアカバナシモツケソウ」・「ハクサンチドリ」・「エゾグンナイフウロウ」・「キタトモエシオガマ」・「チシマアザミ」・「シロウマアサツキ」・「チシマグンナイフウロウ」・「ベニバナミネズオウ」・「真赤なミヤマシオガマ」・「タカネイバラ」等が群生していて可憐な花姿で出迎えてくれた。

 湿原からいったん下ると右手にガスに抱かれた男岩が、先には霧に巻かれたガマ岩が薄らと現れる。小さなヒョウタン池の水面には地塘植物が揺らいでいる。

 変化のある山行を楽しみながら、やがて蛇紋岩の崩壊地となり、本来植物の生えにくいと言われる、この土壌にユウバリコザクラ・ユウバリソウなどの固有種を初めてお目にかかり、ユキバヒコダイ・クモマユキノシタ・イワツメクサ・ミヤマアズマギク・ハクサンチドリ等の花々を愛でながら最高の気分である。

 湿性お花畑を足取りも軽く進み、ふたたび釣鐘岩と熊ヶ峰の間の急斜面を登ると山頂直下の「吹き通し」に出た。名の如く風が強く体温を奪われ非常に寒い。考えれば高度差が1000mあるのだから寒いわけだ。

 晴れていれば行く手に頂上の姿を見ることが出来るのだが、あいにくのガスの中だ。やがて金山コースとの分岐に出合い、ハイマツの急傾斜を登り切ると、鳥居の奥に夕張神社の祠があった。すぐ上には頂上が霞んで見えた。

   

 最後のひと登りで夕張岳山頂に到着。残念ながらガスの中で十勝や日高・大雪の山々は勿論、数m先も覚束おぼつかない程で強風にあおられ下山に掛った。

 山は黙々と山頂だけをにらんで踏み出すだけではない。頂きに辿りつく過程を堪能しながら、苦楽を共にして辿りつくものだ。などと考えながらゆっくりと下り、霧が風に飛ばされ、ガスの中で姿を現さなかった男岩が、ハイマツ帯の上にニョッキリ顔を出していた。花の名山を満喫して、間もなく滝の沢林道に入ると路肩に、ジュウニヒトエが群落をつくっていた。

 ヒュッテに着くころ陽は未だ頭上に有った。小屋番がお昼のラジオニュースに依ると、東京は猛暑で39.7度、ここは17度だから温度差22度もあり、ここは極楽だーと言っていた。

下山後、日高山脈の芽室~伏美岳に向った。

           

 

 
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