更新日:令和2年10月2日|青森県【津軽】の丸屋形岳{マルヤガタダケ}(718m)に2003年6月5日に師匠の石井さんと山友の田中さんと登った山行です。サルグルミの大木やオウサンショウウオまた花も沢山でサンカヨウ・シラネアオイ・ヒロハコンロウソウに出会えた山旅となっています。歩=2時間 静=☆☆☆
昨日は日本海側から陸奥湾に至る行程の山々を訪ね、
R280号線の道沿いには、珍しい国道の脇にある平館灯台(明治32年初点)や
砲台場そして樹齢300年を越える老黒松の並木を堪能して、不老不死温泉に投宿した。
いよいよ津軽半島の最高峰に挑戦。
天満宮の手前を湯ノ沢川沿いに進み、丸山林道を辿る。
さい沼の滝分岐(クマが道標を齧り、よく見えない)を右手へと入って暫く進むと、
丸屋形・袴腰の展望所に到着。
山菜採りの人達と今回の山旅で初めて山中で人と会う、
何故かラジオをガンガン鳴らしていてクマの出没談議をしたが、
方言で話すものだから、殆んど解らなかった。
展望所だけあって、丸屋形岳の横長にどっしりした山体と、
尖った三角に裾を引く袴腰岳の新緑に彩られた姿は素晴らしい。
目の前に見えた丸屋形岳には、少し林道を走りやがて車が3台ほど止められる登山口に着いた。
登山口から下のブナ林のなだらかな気持の良い道を辿り、
ブナやサワグルミの大木を仰ぎながら、
足元には白い花のサンカヨウにヒロハコンロンソウ
そしてシラネアオイの濃い紫の花が咲き誇り、
まさに花園で、この源頭で一服入れ景観を楽しんだ。
一本立てたあと、ブナ林の尾根の急斜面のジグザグを繰り返しながら登って行くと、
湿地の小さな水溜りに白い大きな、サンショウウオの卵が幾つもあった。
新道らしい左斜面へのブッシュの急登がブナの原生林の中に続き、
やがて傾斜も緩くなった尾根を進むと、藪が刈り払われた山頂に飛び出した。
四方を岩石に守られた一等三角点標石が少しだけ頭を出し、
風雪に耐えている山頂標示板と標柱が、梅雨晴れの日差しに輝いていた。
山頂からの眺めは陸奥湾方向に尾根続きの鳴川岳、
そして、これから下山後に登る鈍角三角形の美しい袴腰岳が目の前に姿を現していた。
しばし山頂での大休止の後登って来た道を再び堪能しながら下った。
下山すると反対の斜面では、なにやら獣の声が数回したのに驚いた。
Outdoor Style サンデーマウンテン
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