更新日:令和3年5月12日|登山口から山頂まで1時間位|体力★★★☆☆・展望★★★★★・静けさ★★★★☆・技術★★☆☆☆・危険度★☆☆☆☆・初心者~中級者向け|島根県の青野山{アオノサン}(908m)に2006年5月13日に開村夫妻の企画で師匠の石井さんと山友の田中さんと登った山行です。山頂までの途中「可愛らしい淡いピンクのイカリソウ」にも出会え、山頂からは津和野の街並みが一望できる清々しい山旅となっております。
◆県:島根県(津和野)
◆登山日:2006年5月13日
◆同行者=石井さん・田中さん
今回は開村夫妻の企画で山口県・島根県を訪れた。
先ず新幹線で徳山に入り、開村さんの出迎えを受け、
車で津和野観光へと向かった。
先ずカトリック教会・乙女峠・マリア聖堂・永明寺・森鴎外旧宅と渡り歩き、
津和野市街を見学して今夜の宿である「明月」に入った。
宿の前から青野山が見渡せた。
翌朝、R226号を走り、林道に入る手前で、
お椀を伏せたせた様な形をしたトロイデ式火山の青野山の全体像を望み。
![登山口から望む青野山](https://www.mountain32.blog/wp-content/uploads/2021/05/66e6c873decbe66e9880527a4f4cdfe0.jpg)
赤い鳥居を潜って青野河原駐車場に車を置く。
ここから山頂までは2㎞の行程の道標が設置されていた。
![登山口](https://www.mountain32.blog/wp-content/uploads/2021/05/95ac78bcf037e326b413b2d5ae238db3.jpg)
下から見た感じではかなりの急登を余儀なくされるであろうと覚悟していた。
登山口から鳥居を潜って薄暗い樹林帯の中を進み、
身の丈を越すシノザサが登山道を塞ぐように生い茂った道を歩いて行くと、
やがて原木で出来た階段を登る様になる。
辺りは雑木林に変わり新緑が眩しい。
路肩には地元の小学生が設置した合目道標に勇気づけられ、
足元には小さな花を付けた可愛らしい淡いピンクのイカリソウが
何輪か咲いていて和ませてくれる。
![可憐な花 イカリソウ](https://www.mountain32.blog/wp-content/uploads/2021/05/4536c868a169252fab9e5ddffaac37f5.jpg)
![可憐な花 イカリソウ2](https://www.mountain32.blog/wp-content/uploads/2021/05/339887252ae59dfd74a8d15dcdb1ac6c.jpg)
森林浴の真っただ中で汗ばんだ体に北面からの涼風が気持を一層引き立ててくれた。
あとひと踏ん張りで8合目を過ぎ、倒木を乗り越し急登して登り切ると、
明神様が祀られた石祠が石灯篭を配して有った。
ここから緩やかな火山特有の火成岩が現れ、
明るい広い頂を辿ると二等三角点の標石のある山頂に至った。
![青野山 山頂 二等三角点](https://www.mountain32.blog/wp-content/uploads/2021/05/23fff9ec99067c7918d903037a71a23b.jpg)
山頂からは南面のみ開け、眼下には津和野の街並みが一望出来た。
三方は灌木の新芽が眼に沁みるが眺望は利かない。
![青野山 山頂~真下に見える津和野の街](https://www.mountain32.blog/wp-content/uploads/2021/05/e9193f0081fcc94f8e0f3a1d2097703b.jpg)
火成岩が露出した広い山頂は気持が良い。
しばしの穏やかな風を受け、旅館で用意してくれた幕の内弁当を腹に収め、
一休みしてから山頂を後にて往路を戻った。
無事に下山して次の訪問地である山口県に36年振りに向かった。
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