更新日:令和4年5月7日|山頂まで2時間くらい|体力★★★☆☆・展望★★★☆☆・静けさ★★★☆☆・技術★★★☆☆・危険度★★☆☆☆・初心者向け|300名山の1つで山頂には愛宕神社が祀られており、京都住民の信仰の山として親しまれている愛宕山への山旅となっております。月輪寺は国の重要文化財にも指定されております。歴史を感じられ、あずまシャクナゲが目の保養となる山行です。
◆都道府県:京都府(洛北)
◆登山日:2005年5月30日
◆同行者:石井さん・田中さん
若狭の八ヶ峰に登った帰りに足を運んだ愛宕山。
同名山名で百十一山もある。多くは愛宕神社との関連のある伝播山名で、
京都では「あたごさん」と呼ばれ信仰の山として親しまれている。
昨晩お世話になった徳本さんに清滝バス停までお送り頂き、
表参詣道は階段のため敬遠して、裏参詣道の月輪寺コースを選んだ。
道標に従い清滝川の清流に沿って林道を歩き始める。
途中に空也滝への分岐を分け直進し、変化の無い長丁場の植林帯を登って行く。
3合目には赤い帽子に前掛け装束で袈裟懸地蔵尊があり、
今日供えたであろう生花が添えてあった。
長いだらだら登りも終わる頃に山麓の月輪寺にでた。
3000回参拝登山と刻まれた石碑がぐるりと寺を捲き驚かされる。
月輪寺は鎌倉山と号する天台宗の寺で七世紀後半に建立され、
法然・空也・親鸞などの上人が参詣し仏像を刻んで安置された。
現在では国の重要文化財になっている。
また、寺名は地中より掘り出された宝鏡の背面に刻む「人天満月輪」の銘によっている。
また、明智光秀が参詣し愛宕百韻を読んで本能寺の変を決意したとも記してあった。
ここから単調だった山道も、ジグザグとなりアズマシヤクナゲが満開で目を楽しませ、
梢ではオオルリが透き通る声で「ピールリ ヒオヒービビ」と囀ってくれて山間に居るのだと実感する。
やがて7合目の大杉谷分岐を過ぎてしばらく進むと、
再び8合目の分岐があり直進は表参道へ合流、急角度に右に進めば三角点への道標が在った。
まず愛宕神社の参詣に広い道幅の表参道を登って9合目から長い石段を登り奥社に参詣した。
山頂全体が愛宕神社の境内で、7月31日は地蔵盆で大勢の人々が登るそうだ。
石段の中間で暫く休憩した後に、8合目まで戻り三角点方向に進むと再び分岐があり、
三体の地蔵尊が在り何れも光背が付いているものだった。
石井さんは、ここで昼寝をして待っていると言うので、
田中さんと2人で三角点を踏みに右折して出掛けた。
三角点はちょっとした岩峰上で三等である。ここから愛宕山山体が身近に望めた。
下山は来た道を戻り帰路についた。
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