更新日:令和3年6月12日|登山口から山頂まで2時間位|体力★★★☆☆・展望★☆☆☆☆・静けさ★★★★☆・技術★★☆☆☆・危険度★☆☆☆☆・中級者向け|登山コースはないですが、藪漕ぎまでは必要がない山行となっております。残念ながら山頂からの展望はイマイチですが、途中の林道からは万場の町と赤久縄・東西御荷鉾山が望めます。山頂付近ではウダイカンバの大木に出会え、静寂を愉しめる山旅となっております。
◆都道府県:群馬県・埼玉県(西上州)
◆登山日:2007年6月2日
◆同行者=石井さん・田中さん
埼玉自治に「埼玉日帰り山歩き」を執筆中の石井光造さんから、
いい山発見したぞーと連絡が入る。
それが埼玉・群馬県境に位置し、山頂が埼玉県にある塚山だった。
地形図「万場」を見ると破線記号がない。かなりの藪漕ぎを強いられそうだ。
万場町から吉田町に抜ける県道71号を走って土坂トンネルに入る手前の右側に空き地がある。
タイヤで塞いで進入禁止になっているが入って駐車させて貰った。
駐車した反対側の地形図に描かれている土坂峠へ延びる破線の道を探したが、
背丈も有ろう草が生い茂り、持参した木鋏で刈り払いながら桧植林の中へ辿り着く。
![登山口が解り憎い、標識を付け](https://www.mountain32.blog/wp-content/uploads/2021/06/3885f2f4d4f0d99a911f85737f9d9735.jpg)
ステッキ2本は邪魔になり、一本をペットボトルの下がった桧の下に立掛けて、
下山時に持って帰ろうとデポして進む。ザレ場の斜面を四つん這いで登り切ると、
駐車した場所の方から踏み跡が来ていた。
ここからはさみの効果がでる。
今年伸びた枝葉を切り落としながらジグザグに上り、
峠路らしい緩やかな登りで尾根上に出た。
![分岐に標識を付ける](https://www.mountain32.blog/wp-content/uploads/2021/06/f9ba4adfacfe98ec911e791035030206.jpg)
鞍部になっている土坂峠には石祠が吉田側に向いて置かれていた。
![土坂峠に有る石祠](https://www.mountain32.blog/wp-content/uploads/2021/06/59ae0bea3d260720581db6f3bd100fe8.jpg)
祠に「慶応二寅年 上吉田村小川」と刻まれた文字をかろうじて読む事ができる。
埼玉側から上ってきている踏み跡はしっかりしていて、
本来はこちらから登れば藪を漕ぐ必要がなさそうだ。
土坂峠から尾根上を進むと踏み跡は左右に分かれている。
高見の左に取り忠実に県境尾根を登って行くと、
アンテナの残骸が沢山置かれたピークに着く。
この小ピークから枝越しに大きなアンテナが望め、地図上の978m地点でなかろうか、
県境尾根を少し下ってゆくと、北側から登って来る廃道の終点地の様な平地に出た。
休猟区の標識の立つ下の踏み跡を辿り、桧植林の尾根を上り西側を捲くように急登すると、
先ほど見えた無線中継所のアンテナが立つピークに出た。
(このピークが後で解ったのだが竹ノ芽山978mであった)。
![竹ノ芽山山頂 978m](https://www.mountain32.blog/wp-content/uploads/2021/06/de6a9658b31b24139a34a5397190f8c1-1.jpg)
県造林の石柱に日焼けした赤テープの枝が立掛けられていた。
辺りは植林で展望は無い。対峙する塚山が枝越しに見える。
![無線中継所脇~林道の先に塚山を望む](https://www.mountain32.blog/wp-content/uploads/2021/06/b1ef1aa82bd705af4c4506a35b4393ef.jpg)
一時の休憩ののち地図上の破線と赤テープに従い下りて行くと、
どうも太田部集落に至る踏み跡で引き返す。
アンテナまで行って建物を取り巻くフェンスには、
群馬県防災無線万場中継局 生命や財産を災害から守るため
県下全域の通信連絡網を確保する重要な施設とある。
ああ、ここは群馬県に入っているのだと再認識する。
フェンスの裏側に踏み跡が有り、その先には、
この建物を設置した時に造った作業林道が来ていた。
辺りは伐採が進み新しく造林がされ展望が良い。
北側に西上州の山々、東西御荷鉾山や赤久縄山の稜線が近くに望め、
眼の前には塚山が大きく姿を現した。
![万場の町と赤久縄・東西御荷鉾山が望める 林道より](https://www.mountain32.blog/wp-content/uploads/2021/06/ab8e267c0d9a022baef86cf39be9a9cd.jpg)
役所の職員らしい数人が車で上って来ていた。
想像だが県道71号から入って土坂千本桜を抜け、
塚山の直下まで入っている作業林道と判断した。
林道を進んで行くと崩壊が2ヶ所あり、大きな倒木も有って使い捨ての林道である。
林道終点にはパラボナアンテナが設置され、これを設置するための作業道であった。
そうそうの踏み跡をアンテナへと登ると、先の稜線に踏み跡は続いていて、
見事なウダイカンバが大きく枝を広げ、気持の良い雑木の尾根を急登すると、
広い平地の真ん中に三等三角点の標石が置かれた山頂だった。
![雑木林の中にウダイカンバの大木](https://www.mountain32.blog/wp-content/uploads/2021/06/7e75e180a2088154c11a9f3b215a313b.jpg)
![塚山・山頂にて](https://www.mountain32.blog/wp-content/uploads/2021/06/0f8da2ec7d77b6ad96b6fe1fa5584ec7.jpg)
山頂は雑木の木立に囲まれ展望は望めないが、
初夏の日差しがいっぱいに落ち、
森林の英気を思うままに戴き山頂を辞す。
![塚山・山頂と三角点](https://www.mountain32.blog/wp-content/uploads/2021/06/2668e004010949afa62edbba344f0fd5.jpg)
下山は往路を戻るだけであったが、978mを下って、
尾根をルンルンで下ると、途中から鋏で伐ってきた萎れた枝が落ちてないのに気付き、
前進ストップを掛ける。ここではさみの威力が発揮されたという事だ。
踏み跡分岐の赤テープを付けたところまで戻り返し、
萎れた枝を辿りながら駐車した側に無事に下山した。
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★管理人から令和のこそこそ噂話★
6月12日は「恋人の日」です!
全国額縁組合連合会が1988年から実施。
ブラジル・サンパウロ地方では、
縁結びの聖人アントニウスが歿した前日の6月12日を
「恋人の日」として、恋人同士が写真立てに
写真を入れ交換しあう風習があることから。
~今日は何の日から引用~
リコカツってドラマ見てますか?
夫婦には色々な形があるもんだなと思って楽しみに見ています。
私の場合、12年と10年でピリオドを打ってますが。。。
この歳になると結婚はこりごりですが、娘には素敵な恋人ができて、
幸せな結婚をしてほしいと切に願う今日この頃です。
![Tamo24](https://www.mountain32.blog/wp-content/uploads/2020/11/IMG_4962-2-300x259.jpg)