更新日:令和3年4月4日|埼玉県【奥武蔵】つつじ山{ツツジヤマ}(879m)・虚空蔵山(高山){コクウゾウヤマ}(619m)の2008年4月15日にOMITSUさん一人で登った山行です。ミツバツツジも満開で見応えがあり、シロヤシオ(シロフウリン)の老木や可憐なイワカガミに出会え思い出深い山旅となっています。
山歩きの最大の魅力とは??
生活圏を少し離れれば、手軽に豊かな自然の移り変わりを目で確かめたり、
身体で感じたりすることにあると感じる。
今回は春の陽気に誘われて、おだやかな郷の風景が広がる奥武蔵の秩父路を訪ねた。
事前に地形図やガイドブックで登山計画書を作成するのも、
旅の醍醐味で、楽しさを味あわせてくれる。
予定通りに安全に頂上を極めた喜びは、生涯忘れることなく心に残る。
今回は飯能から秩父に向うR299を走り正丸峠下から、
奥武蔵グリーンライン(刈場坂)をくねくねと登って、
最奥の民家の庭に咲くミツバツツジが新緑に映えとても綺麗だ。
ここは高麗川の源流域で保全碑が建っていた。
気持の良い尾根に上がると刈場坂峠で奥武蔵林道2号線と合流する。
ここから関東ふれあいの道も並行してつけられていて、
先につつじ山の道標が有ったので、早速、バイクを路肩に止めて道標に導かれ登って行った。
朝日に輝くギブシがそよ風に揺れている山道を、ほんの数分の歩きで山頂に立った。
地形図では標高879mと標示されているが、山頂の標柱は871,9mだった。
山頂はヒノキの植林に覆われ眺望はなく、腰を降ろすところも無いので直ぐに下山した。
降り立った処から1km程の所に、シロフウリンの古木の標柱が有ったので、興味津々行って見た。
解説板に依ると。。。
「シロヤシオ(シロフウリン)つつじ科の落葉低木、正式名称はゴヨウツツジだが、
地元ではシロフウリンと呼ばれてきた。山中に自生するが、これほど太いものは珍しい」とあった。
開花の時期としては半月ほど早かったようで、再訪を期待してバイクに戻った。
この山域はつつじ山と呼ばれるだけあって、
「つつじが群生していたのだが、盗掘りに依って無くなってしまった。
ヤマザクラは日本信号という会社が村林に総て植えてくれたのだ」と
定峰峠茶屋の古老のお婆さんに聞いたことが有る。
この山稜の沿線の日当たりの良い南面には今では貴重な
高畑・黒門・八徳・風(ふ)影(かげ)・阿寺・ユカデなどの山上集落が点在していて、
とても素敵な稜線である。
標高700m前後の稜線をくねくねと辿り、
高山不動尊の山域である登山地図に掲載されていた高山(619m)に
登ってみようとバイクを路肩に停めた。
ヒノ木植林の細い山道を行き、榾(ほた)木(き)が整然と並ぶ椎茸栽培地を抜け、
更に進むと、「八徳・瀬尾・吾野」の道標があった。下り過ぎたらしい、
一旦、入山口に戻って辺りを見回して高見へと踏み跡を辿る。
木漏れ日の射し注ぐ小広い雑木林に入って、更に高見へと登って行くと、
岩峰が現れ何と淡いピンクのヤシオツツジが所々に咲き誇り、
林床にはイワカガミの群落が今を盛りと淡いピンクや珍しい白花で岩肌を染めていた。
やがて岩峰の頂きに祠のある山頂に立った。
古びた「高山」や真新しい「虚空蔵山」と記した山名標示板が有った。
山頂から少し下った南面のヤシオツツジの枝越しに、
武甲山や大持・子持の山が春霞みに煙っていた。
更に下ると黒門集落に山採りしたであろう、ピンクの鮮やかなミツバツツジが、
各家の庭に植えられ春爛漫の長閑な風景が俯瞰できた。
下山すると、下の方から錫条の音と般若心経を唱える声が風に乗って聞こえてくる。
高山不動尊(常楽院)に下って行って見ると、今日は運よくお不動様の祭礼日。
トウゴクミツバツツジが満開の境内で、
白装束姿の山伏が護摩(ごま)を焚(た)いて火渡りをするところだった。
しばし火渡りを見学して昼食を済ませて、バイクを止めた場所に戻り、
帰途のバイクツーリングで今日を振り返り、
思いもしないシロミツバツツジの古木や、シロイワカガミを鑑賞できた。
おまけに今ではあまり見られなくなった、山伏や火渡りと出合い感激した山旅だった。
この記録の8年後に「シロヤシオツツジ」の開花時期に訪ねた。
この古木は根元から1mのところで、
4本の枝分かれしているが残念ながら一枝は既に枯れていたが、
残り3本は綺麗に白い花を勢よく咲かせていてくれた。
咲き誇るシロヤシオの写真を付け加えさせて頂いた。
2016年4月30日
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★管理人から令和のこそこそ噂話★
4月4日は「あんぱんの日」です!
1875(明治8)年のこの日、明治天皇が水戸邸の下屋敷を訪れる際に、
木村屋のあんぱんが出された。
木村屋の木村安兵衛が当時の侍従・山岡鉄舟に
「これまでは京都の和菓子をお出しすることが多かったが、
純日本製のパンをお出ししたらどうか」ともちかけられた。
木村安兵衛は、それまでのあんぱんに工夫をこらし、
日本を代表する花である八重桜の塩漬をいれた桜あんぱんを開発した。
~今日は何の日から引用~
占い好きの私は、シウマさんのYouTubeを見て、
今年の開運食が和菓子と聞いて、和菓子にハマっております。
あんぱんやあんまんなども美味しいですよね?
母はアンドーナツが好きすぎて困っています。
特に川口近辺だとデイジィさんのがオススメだそうです。
https://www.daisy1962.co.jp/shoplist-warabi